【ライブ感】考察

2021年07月22日

私は詳しく定義されていない言葉が好きじゃないです。人に何かを伝えたい時、自分の語彙力不足で言葉で伝えられないことはなんとなくで済まさず、図も写真も映像も実演も、あらゆる手を尽くすようにしています。語彙力強い方ではないので、自分でも【なんとなく】な言葉を使ってしまっている時もあるかもですが。

そして人から「芯のある音じゃない」「もっと海を思って」「なにがしたいかわからない」「古典っぽくない」などなどとぼんやりした言葉を言われても脳内で全カットされます。学生の時、それらの言葉が完全に成長の枷になったと今だから思います。

今なら「芯のある音ってなに?詰まっている音のことを言ってるのであれば、このカリ吹きの尺八じゃ無理だよ、ピッチ低くなるもん。」「海を思ってどうするの?雄大さを出したいのであれば色々やりかたあるけどどれが足りない?」「え、色々あるけど1つも汲み取れなかったの?逆になにがしたいかが伝わる演奏って何?選曲段階でなにがしたいか1つはわかってるよね?」「古典っぽいって何?ホールで吹くならどうしてもちょい音量は大きめ、細かい手をちょっと少なくして吹きますが?狭い和室で吹くならそれこそ昔ながらの地無し管使って吹きたいけれど買っていただける?」とガチ詰めします。それくらい、ぼんやりした言葉で煙に巻いて批評まがいのことをされるのもするのも、指導するのもされるのも好きじゃないです。

前置きが長くなりましたが、『ライブ感』という言葉もその【ぼんやりした言葉】に入ります。ですが確かにスタジオ収録したCD音源とライブの違いは存在します。なのでしっかり言葉にしようという記事です。

  1. ライブとスタジオ収録音源の違い列挙
  2. では【ライブ配信】における有効なライブ感とは?

こちら2点、主に1について、行ってみましょ🌱

【ライブ感】考察
【ライブ感】考察

1、ライブとスタジオ収録音源の違い列挙

結局【ライブ感】というのは何と比較されて生まれた言葉かというと、CDなどの【スタジオ収録音源】なのは間違いないはずです。音楽が全てコンサートで発信されているのであれば【ライブ感】という言葉は生まれてないでしょう。

そこで、ライブとスタジオ収録音源の違いを列挙して【ライブ感】というのはどこで感じる物なのかを明確にします。左がライブ、右がスタジオ収録音源です。

・ミスがある⇄ミスが無い

・リズムのズレがある⇄リズムのズレがない

・ピッチのずれがある⇄ピッチのずれがない

・聞いている音源と楽器の音が違う(ドラムやエフェクターの違いなどにより)⇄いつも一緒

・聞いている音源と楽器の音量バランスが違う⇄いつも一緒

・会場の音響が強い⇄ミックスで作られた音響が強い

・アドリブが入る⇄決まったフレーズ

・構成が違う⇄構成がいつも一緒

・エアが強い⇄onが強い

・ハウリングの心配がある⇄ハウリングの心配は無い

・音の出どころ(定位)に限界がある⇄定位をいじれる

・低域に限界がある⇄録りとミックス次第

・マイク数と種類(ダイナミックorコンデンサー)に限界がある⇄マイク数と種類にほぼ限界がない

・体で音の振動を感じる⇄滅多な方法でないと感じられない

・お客様がいる⇄お客様がいない

・反応が返ってくる⇄反応は返ってこない

・演奏を途中で止められない⇄何度でもリテイクできる

・聞くのを途中で止められない⇄いつでも止められる

・ノイズがどうしても乗る⇄ノイズは消せる

このあたりでしょうか。私はGACKTさんファンで、中学生の頃から【ライブ収録音源】と【スタジオ収録音源】を聴き比べるのが好きだったのですが、なかなか役に立ちました✨


2、では【ライブ配信】における有効なライブ感とは?

ライブとスタジオ収録音源の違いを比べることで【ライブ感】は明確になりました。どちらも一長一短、どっちが良いと感じるかは人次第と言ったところ。

ではコロナ禍で人気が爆発した《ライブ配信》という音楽の発信方法にはどんな【ライブ感】を取り入れるのが有効なのか。この考察を次回にしたいと思います笑

書いていて思ったのは、まず《ライブ配信の利点》を考えないと《【ライブ配信】における有効なライブ感》に一定の答えを見出すのは難しい、ということ。

しっかり考察していきたいところです。


終わりに

本日は「ライブ感って何?」ということを考察。そしてライブ配信はどうするのが良いのだろう?と新しい疑問が出てきたところで終わりです笑

明日は《ライブ配信の利点》を書こうかな?


京都の尺八奏者ー元永泰輔(Motoshakku)


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