みんなでメリ上手になろう!

2021年05月25日

私はメリが大の苦手です。Eの音なんて外しまくって悔しい思いをすることもしばしば…

しかしもういい加減どうにかしたい。そうして編み出された【メリの克服方法/練習方法】をご紹介します。今日書く方法以外にも思いついたら、シリーズ化しようと思います✨

  1. 5孔だけど、17孔あると思って運指をキメよう!
  2. 1番音が大きくなるメリ方を基準にしよう!
  3. 曲ごとに調整を入れよう!

こちら3点、行ってみましょー🔥

チのめりぃ
チのめりぃ

1、5孔だけど、17孔あると思って運指をキメよう!

現在の音楽には12音ありますが尺八は5音階の楽器。残り7個はメリカリで生み出さなければなりません。

そしてメリは指と首と息でするものですが、まずは指から。尺八の指穴は大きいので、例えば【442HzのDと442HzのE♭の間の音】なんてものも出せます。

逆に言えば「出てしまう」からこそ困る時が多々。そこで《5孔だけど、17孔あると思って運指をキメる》方法です。1尺8寸管(D管)で解説します。

D/F/G/A/Cの音は元々指穴があるので、残りの7音E♭/E/G♭/A♭/B♭/B/D♭にも【塞ぐ、もしくは開く孔がある】と思って練習するととても効果的です。ではなんで12孔じゃないのか。それは【塞いでる状態から開ける時】と【開いている状態から閉じる時】で違うからです。手書きでわかりにくいかもしれませんが…

17孔の考え方
17孔の考え方

E♭1やG♭1などの【1】は【塞いでる状態から開ける時】。E♭2やG♭2などの【2】は【開いている状態から閉じる時】です。

またE (ツの中メリ)を例としまして。Eの仮想指穴を抑えれば1孔の上半分くらいに指が被さる、という形です。そして【塞いでる状態から開ける時】の【1】の仮想指穴は元々ある孔の中にあるイメージ。なので下の画像の赤丸の部分を「指穴の中にめり込ませて塞ぐ」感じです。こうすることで指穴を【ちょっとだけ開ける】ことができます。

【E♭1】指の腹の上の方
【E♭1】指の腹の上の方

音がぐにゃぐにゃっとなるか、最悪音が出なくなる可能性があるので、尺八のメリで1番やってはいけないのが【開ける時/塞ぐ時に迷うこと】です。

自分なりの感覚で仮想指穴を12個設定し、迷いなく運指できるようにしましょう🍀


2、1番音が大きくなるメリ方を基準にしよう!

こちらは歌口の開口面積によるメリついてのお話です。

指だけのメリだと【正しい音まで達しない】場合や、【音色が変】【音量が出づらい】という問題が発生します。それをカバーするのが歌口開口面積によるメリ方法を追加することです。

各個人の好み、そして各尺八の好みで【指メリと歌口開口面積メリのバランス】を取るようにするのが最善。メリでも1番大きな音がなるポイントを見つけて、それを基準にしてみましょう💐

また、開口面積にも【中メリ】【大メリ】【大大メリ】の三種類くらい基準を設けておくと便利です。


3、曲ごとに調整を入れよう!

仮想指穴や歌口開口面積の基準があっても、曲中になるとうまく行かないことがあります。なぜかと言うと

  • フレーズの最初のメリ/中間のメリ/最後のメリでは息の感覚が違う
  • メリからメリだとか、練習であまりしない運指がある
  • フォルテやピアニッシモで出している音量が違う
  • 伴奏との関係で合っているように聞こえない

など原因は様々。いくら基礎練で正しく大きくメリが吹けるようになっても、曲中でできなければしょんぼりしてしまいます。なので、基礎練で決めた【仮想指穴や歌口開口面積の基準】を元に、各曲毎に調整を入れるのがおすすめです✨

調整方法としてはまずいつも通りやってみて、違和感のあるところが出てきたらその度に仮想指穴と歌口開口面積を調整…という感じ(^O^)/


終わりに

本日はメリについて

  • 仮想指穴を12個設定し、迷いなく運指できるようにしましょう
  • 歌口開口面積メリを組み合わせてメリでも最大音量を狙おう
  • 曲ごとに調整を入れよう

という話をしました。是非試してみてください。僕も頑張ります💪

明日は何を書こうかな?


京都の尺八奏者ー元永泰輔(Motoshakku)


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