尺八のピッチ

2021年05月21日

音量/音質、そしてこのシリーズは一旦ラスト。今回は《尺八のピッチ》についてのお話しです✨

自分が持っている尺八がどんな音量/音質/ピッチの特性を持っているのかを知れば、自然と無理のない【ニュートラルな状態】で演奏できるようになり、さらにそこから変化させて表現豊かにすることも楽になります🎵

尺八のダイナミクス ・尺八の音質 是非目を通してみてくださいね🌱

今回は

  1. 尺八のピッチ傾向
  2. 自分の持っている尺八のピッチを知ろう!

こちら2点、いってみましょー(^O^)/

ツの中メリぃぃ
ツの中メリぃぃ

1、尺八のピッチ傾向

尺八のピッチは本当に難しい問題です。しかし、傾向がわかれば対策も可能というモノ。思いつく限りの尺八のピッチ傾向を 5点書きましたので、是非意識してみてください💐


・ロが一番ピッチを変えられない

メリカリや息の強弱などの影響を一番受けないのがロの音です。試しに乙ロ(D)で思いっきりメリカリしてみてください。カリの方はギリギリ半音上(C♯)に届くくらい。メリの方はめちゃくちゃ頑張って1音下(C)になるくらいかと思います。

では次にチ(A)で同じように思いっきりメリカリしてみましょう。カリは丁度半音上(B♭)くらい。メリは3音下(F)まで行けます!!

ロ以外は【びっくりするくらいピッチが下がる可能性がある】ということですね✨


・指穴が開けば開くほどピッチが変わりやすい

ロは一番ピッチを変えられず、チはめちゃくちゃ変えられる、というお話をしました。では他の音はどうでしょう?

ずばり【指穴が開けば開くほどピッチが変わりやすい】です。ロツレチハ開放 の順にピッチが変わりやすくなって行きます。と言うことはどういうことか。

  • ピッチが変わりやすい音をクレッシェンドする時は少しメリしていかないといけない
  • ピッチが変わりやすい音をデクレッシェンドする時はより開口面積を開けて処理しないといけない

こうなります🔥

例えば、乙ロをデクレッシェンドして限界まで小さくしたい時、首は少し動かすくらいで行けます。しかし乙ハの場合はそれよりも大きく首を動かす必要があるのです!!


・甲乙を比べたら、甲の方がピッチが動きづらい

甲乙でもピッチの動きやすさが変わります。甲の方がピッチが動きづらいのです(^O^)/

試しにピ(D)を思いっきりメリカリしてみてください。すんごい変えづらいと思います笑

そして乙ハ大メリ(B♭)を伸ばしながら、そのまま甲にしてみてください。大体の場合、なにもしなければ甲と乙で差が出ると思います。乙のメリ方 と 甲のメリ方、それぞれ決めないといけませんね💦


・昔ながらの尺八で一番気を使うのは【ハとチ】

昔ながらの尺八はその調律方法からか、ハ(C)が低くてチ(A)が高い傾向がありそうです。もちろん、尺八毎に全て傾向が違います。

ロが低いだとか、レだけ鳴らしにくいとか、ハだけ甲にしたとき妙に低いとか。

これらを確かめるための方法も最後に書きます🍀


→開放を制すればピッチが良くなる

これが言いたいがための今までの文章といっても過言ではありません(^O^)/

要するに一番変わりやすい開放を440Hzだとか442hzに合わせて開放→ハ→チ→レ→ツ→ロとロングトーンで降りていけばピッチは合うんです。

そして、例えば開放で442Hzで合わせて降りていくときに「吹きづらっ!!」となったらそれは尺八が【冷え冷えだから今はそのピッチで吹けねえよ?】と言っているか、【いや僕もともとそのピッチじゃないし…】と言っているかです笑

是非、尺八1人でピッチを合わせる時はこの方法でやってみてください🌟


2、自分の持っている尺八のピッチを知ろう!

方法はとても簡単。

  • しっかりまっすぐ乙【開放ハチレツロ】を吹いて、吹きやすいHzを見つける
  • 【乙ロツレチハ甲ロツレチハ開放 甲ハチレツロ乙ハレツロ】をまっすぐロングトーンで上下
  • ピッチが上下したらそれが【その尺八のピッチ傾向】。それか【自分の癖】

指に力が入りすぎだったりすると、ロは尺八が下がっていてチは尺八が上がってたりします。そうするとロはあってるのにチだけピッチが下がったりするのですが、それは【自分の癖】なので気をつけたいところ💐

これで自分の尺八のピッチがわかり、そして相当ピッチが安定します!!

今すぐ試すんだァァァァ


終わりに

これで《尺八の音量/音質/ピッチ》の3まとまりが完成しました(^O^)

本日は【尺八のピッチ傾向 5項目】【自分の持っている尺八のピッチを知る方法】でした。本当に効果絶大だと思うので、是非全て練習してみてくだされっ🌱

明日は何を書こうかな?


京都の尺八奏者ー元永泰輔(Motoshakku)


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