尺八のマイキング

2021年05月03日

ライブや屋外イベントでマイクを使う時、きっとありますよね✨
でもいざ使ってみたら「全然音を拾わない」「息の音が入りすぎる」「特定の音だけ大きく拾う」など、問題山積みっ。

そこで今日は、尺八のマイキングについてお話ししようと思います♪

  1. マイクの基本
  2. 尺八の音ってどこから出るの?
  3. 自分が聞かせたいように設置する

こちら3点、行ってみましょー!!

マイクの種類もたーくさん!
マイクの種類もたーくさん!

1、マイクの基本

そもそもマイクを使う時に、何を気をつければいいんでしょう?早速書き出してみます。

  • 音を拾う範囲/方向
  • どれだけ音を拾うか

指向性だとか感度/ゲインとか言われていることですね🌿
何を今更と思うかもしれませんが、録音やライブにおいてこの2点の設定は命懸けです…!!

基本的にどのように設定するかというと

  • 全部の音を均等に拾える範囲/方向を見つける
  • メーターを見ながら、なるべく大きく、でも最大音量が割れないぐらいの拾い具合

これを目安にします。【拾う範囲/方向】は奏者の好みで選びもしますし、合奏形態によって【どれだけ拾うか】を調整したりもしますが、この2つは自分で抑えられるようになると便利です。


2、尺八の音ってどこから出るの?

【尺八の音がどこから出てるのか】も知っておかないと、マイクをどこに設置すればいいかわかりません(^◇^;)

大体のライブで活躍する奏者さんは口元にピンマイクを付けてるのですが、ではなぜ口元なのか。ホールコンサートの録音ではマイク離してるけどそれはなぜか。【尺八の音がどこから出ているか】を知ると「あーなるほど!」となります😊

大きい順に

  • 鳴らしてる音の《開いている指穴》
  • 歌口の隙間
  • 尺八全体の振動

この3箇所から音が出ています。

鳴らしている音の《開いている指穴》というのは、例えばロを吹いてる時は管尻。チを吹いてる時は3孔。ヒを吹いている時は5孔です。この鳴っている場所の違いは、ライブでダイナミックマイクや小さいコンデンサーマイクである管楽器用ピンマイクを使う時に大いに影響します。下手したらロだけ拾ってリが入らないなんてことも。

方向としては孔の向いている方です。尺八を高く構えていたら上方向ですし、低く構えて思いっきりカリ吹きなら前に飛びます。

鳴らしている音がなんであれ開いているのが歌口の隙間です。場所もほぼ変わらず、メリカリ分しか開口面積が変わらないので均等に音を拾えます。息の漏れる音が大きめになるのは難点ですが、一番基本的なのがここでしょう。

尺八全体の振動はごくごく微量です。乙ロをビーっと吹いてる時よく感じるあれですね🌺

よって、ライブで口元にマイクを向けてるは《他の楽器もあって息の音は目立たないし、均等に録りたいから》。コンサートホールでマイクを離して録音しているのは《全体の音を録りたいから》ということになります🌱


3、自分が聞かせたいように設置する

マイクで気をつけるべきこと【指向性】【感度/ゲイン】、そして尺八の【音の源】が分かればあとは自分の好み、曲に合わせてマイク位置/方向/ゲインを調整するのみです🌟

  • この曲は大甲とかウの三とか出てこないし、最大音量は甲のハだな!
  • 均等に拾って欲しいから口元で行こう!
  • 息の音少なめ、低音重視で行きたいから、管尻と1孔の間あたりを横から狙おう!

など方法は様々。たくさん試してみてくださいね(^O^)/

ちなみに本日投稿した"調子#2"は近距離ダイナミックマイクで低音重視。以前投稿した"調子#1"は口元で均等重視。2つとも録り方が違うので是非比べてみてくださいヽ(^o^)

調子#1 https://www.youtube.com/watch?v=12FjIfGVj9s&t=59s

調子#2 https://www.youtube.com/watch?v=kJ2CqAZQ7Nk


終わりに

今日は簡単に《尺八のマイキング》についてお話ししました❗️

場所によって、何管かによって、マイクによって、A / IFによって、などなどいくらでも録れる音のパターンが違うので、どんどん詳しい記事にしていきたいです♪

明日は何を書こうかな?


京都の尺八奏者ー元永泰輔(Motoshakku)


尺八小論TOPへ↓