楽器考察

2021年07月10日

タイトルが空の境界っぽいですね。思ったことをずらずら書いていくブログです笑
まず【楽器を考察】するというのはどういうことかを考えましょ。

■楽器を知るためにまとめること

今回はこの1点のみ!!

尺八考察 #1
尺八考察 #1

■楽器を知るためにまとめること


・歴史
いつも私がなんでもかんでも枠組みを作るように、歴史についても「○年に誰々が〜して…」というのを覚える必要はありません。とにかく「現在に至るまでの大雑把な流れ」が把握できれば、なんとなく【その楽器が得意とする演奏】が歴史から窺えます。

例えば尺八なら

中国から来る→謎の空白期間→虚無僧/普化尺八→江戸時代に琴古+地唄箏曲→明治に宮城/都山→現在全ジャンル展開

ぐらいの大雑把さでまずは良きと思います。なにせこの《楽器考察》は全楽器でやる予定なので笑


・ジャンル
どんなジャンルに属しているか、というのも重要。例えば、尺八/ 箏/ 地唄三味線はよく一緒に演奏しますが、太鼓は滅多に入りません。そして地唄/ 長唄は結構違うジャンルですが、杵屋正邦や長澤勝俊といった作曲家の作品を両者共に演奏するので地唄/ 長唄両方を使う三味線奏者さんは多いです。尺八の中でも、民謡尺八や詩吟などは琴古/ 都山/ 普化ともまた違った枠組みだったり。

ということなので、和楽器だからと言って一括りにして箏奏者の人に「民謡の誰々さんわかりますか?」と聞かれてもわからないことが多いですだってジャンル違うもの。ギター奏者さんに「クラシックの〇〇弾いてたヴァイオリン奏者の名前わかります?」とは聞かんでしょ。(最近似たような質問されて答えられなかったからってモグリだとか言われてブチギレそうになった。説明しても聞かんしなんなん?)


・演奏編成
これなんて音楽を楽しむのにすごく重要だと思います。バンドが【ギター/ ベース/ キーボード/ ドラム/ ボーカル】みたいな編成なのと同じように、尺八がよく演奏する編成というのもあります。独奏〜四重奏 を中心に、それ以上の中型アンサンブル、そして大合奏と続きます。これを知っていると、最近カホン/ 津軽三味線/ 尺八でめっちゃかっこいいグループがあるのですがそれが【結構すごいコラボしてる】と理解できます。

とにかく主流の演奏編成を知っていないと、いつまで経っても下記のその楽器の《代名詞的曲目》や《名演》にはたどり付けなかったりします。


・代名詞的曲目/ 名演/ 演奏家/ 作編曲家/ 録音/ エンジニア

例えばですが、尺八なら編成の大きい順に

『出雲路/ 船川利夫』『さらし幻想曲/ 中能島欣一』『六段/ 八橋検校』『壱越/ 山本邦山』『春の海/ 宮城道雄』『竹籟五章/ 諸井誠』『鶴の巣籠』

を挙げたい。ヴァイオリンだったら

『クロイツェル/ ベートーベン』『ツィゴイネルワイゼン/ サラサーテ』『カルメン幻想曲/ サラサーテ』『チャールダーシュ/ モンティ』『情熱大陸/ 葉加瀬太郎』

あたりが日本では人気ではないでしょうか?

そしてこういった代名詞的曲目には《名演》が付き物。そして名演には名だたる演奏家/ 作編曲家/ 録音/ エンジニアが参加しているものです。【何事も最上級〜一般を知らないといけない】というのが私のモットー。


・音色/ 音量/ 音のでどころ
このあたりから私がRecの時に役立てるための項目です笑

独奏を同環境で収録して、【周波数特性】と【音量波形】を収集すれば良いサンプルになるはず。尺八/ 箏/ 三味線/ ギター/ ピアノは素材がありますが、他の楽器もみてみたーい。

また、尺八の音の出どころが【空いている孔、歌口】であるように、他の楽器にも主な《音の出どころ》があります。楽器によっては複数の音の出どころを録音しないと、全然印象が変わってしまったりもするので要チェックです。


・調律/ 音階
その楽器特有の調律や音階は作編曲時点で役立ちます。例えば尺八は

  • 持ち替えによって転調できる楽器
  • 基本はロツレチリの五音(1尺8寸でDFGAC)
  • 他の音はメリカリを用いて出すが、メリは大体音が小さく、カリは音が大きく。
  • 古典本曲だとか地唄箏曲では♭3つあたりが多い。

このようなことをまとめる項目。


・楽器構造
楽器がどうできているか、音はどう出すのかを勉強する項目。尺八なら、竹を引っこ抜いて筒状にして歌口作って指穴開けて内部を漆でコーティングして。音が出る仕組みはフルートと同じエアリード。みたいな。


・関連企業
ピアノならYAMAHAやSteinway & Sonsは必ず関わりますし、エレキギターならギブソン/ エピフォン/ フェンダーなどなど。そして音楽全体で言えば以前紹介したSHURE/ Roland/ AKG/ Sennheizer/ KORGのような企業は必須。Mixや録音についてはCDのライナーノーツやレコード会社をチェックすればエンジニアや録音スタジオまでわかることもあります。

尺八で言えば【演奏者/教室HP】【尺八製作】【三曲の演奏会/イベント情報】あたりを包括しておきたいのですが、ネット露出が無さすぎて仕入れようがなかったり。



終わりに

まとめられてすっきりしたー。
これから各楽器全てをこのようにまとめようと思います(^O^)/

明日はブログ定休日✨
火曜日までに色々勉強できたらいいな💐


京都の尺八奏者ー元永泰輔(Motoshakku)


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