マイク性能の見方

2021年06月16日

【PCのメモリ】や【カメラの画素数】【レンズの焦点距離】のように、機材には《これを見れば明確に性能がわかる》という数値があります。

もちろんオーディオ機器にも機材性能の記載があるので、今回はマイク性能の見方をまとめようと思います🎵

  1. ダイナミックマイクとコンデンサーマイク
  2. 指向性
  3. 感度
  4. 最大音圧レベル
  5. 周波数特性
  6. インピーダンス、等価雑音レベル、SN比
  7. その他(パッド/コネクタ/付属品 など)

これを見れば【最高峰】と【自分が揃えられるレベル】がわかるので、是非お役立てくださいませ(^O^)/

機材性能の見方 #1
機材性能の見方 #1

1、ダイナミックマイクとコンデンサーマイク

まずはダイナミックとコンデンサー、2つの違いです。簡単に言えば、音を電気信号に替える方法が異なり、

■ダイナミックマイク: 電源不要で頑丈。狙った音を拾う。主にライブ用。

■コンデンサーマイク: ファンタム電源が必要。めっちゃ広く細かく音を拾う。主にレコーディング用。

という特徴があります。


そしてコンデンサーマイクには主に3種類。

■ラージダイヤフラム: 大きい。空間の音をたっぷり拾う。主にレコーディング用。

■スモールダイヤフラム: 小さく、ペン型が多い。狙った音をたっぷり拾う。主にレコーディング用。

■クリップマイク: 楽器に取り付ける。楽器が1番鳴っているポイントに設置できる。主にライブ用。

※ダイヤフラム=振動板のこと

これらをチェックすれば、とりあえず場面と用途に合ったマイクを選べます✨


2、指向性

【どの方向から来る音を拾うか】を表しているのが指向性です。種類は主に3つ。単一指向性、双指向性、無指向性の3種類です。下の図の範囲を拾います。

指向性の図
指向性の図

四角がマイクの位置。丸っこいのが音を拾う方向、範囲です。単一指向性には色々種類がありますが、大体がカーディオイドです。


3、感度

読んで字のごとく、どれくらい音量を拾うかです。

マイクを販売している会社によりスペック表記が【dBV/Pa】【mV/Pa】の2種類ありますが、計算方式が違うだけでどちらにせよ値が大きいほどよく音を拾います。

例えばダイナミックマイクの最高峰、SHURE KSM8/Nの感度は
(dBV/Pa): -51.5 dBV/Pa (mV/Pa): 1.85 mV/Pa

コンデンサーマイクの定番、AKG C214は
(dBV/Pa): -32 dBV/Paくらい (mV/Pa): 20 mV/Pa

こちらを基準に見てみるとわかりやすいかと思います🌱


4、最大音圧レベル

ダイナミックマイクは頑丈なのでこの値がないことが多いのですが、繊細なコンデンサーマイクには最大音圧レベルが存在します。最大SPL(Sound Pressure Level)という呼ばれ方だったり。例えば再び登場、AKG C214の最大SPLは

■Max SPL:136/156 dB

と表記されています。なんで20dB違いの数値があるかというと、その他で解説するパッドスイッチで20dBカットができるからです。


5、周波数特性

どれくらいの周波数(低い音〜高い音)が拾えるかという数値です。人間が聞き取れる音は20~20000Hzと言われていますがマイクはどうでしょう?

■ダイナミックマイク【Shure SM57】の周波数特性: 40Hz-15kHz

■コンデンサーマイク【AKG C214】の周波数特性: 20~20,000Hz

C214の方が人が聞いている音と同じくらい広い周波数を拾ってくれるようです💐


6、インピーダンス、等価雑音レベル、SN比

これらはどうしても発生してしまうノイズを表しています。

■インピーダンス: 機器と接続した時に発生する抵抗ノイズ。数値が低いほどノイズが少ない。

■等価雑音レベル: 音を拾う時に発生するマイク自体のノイズ。数値が低いほどノイズが少ない。

■SN比: シグナル-ノイズ比。数値が高いほどノイズが少ない。

例えばShure SM57のインピーダンスは150Ω。スモールダイヤフラムのコンデンサーマイクAKG P170のインピーダンスは200Ω以下と記載されています。SM57の方が、機器に接続した時のノイズが若干少ないということです。

等価雑音レベルも同じように、ふたつを比べて数値が少ない方がノイズが少ないということ。SN比に関しては逆で、数値が大きいほどノイズが少なくなります。


7、その他(パッド/コネクタ/付属品 など)

パッドというのはマイク自体に付いている【何かしらを切り替えるスイッチ】のこと。指向性だったり、音量を20dBカットしたり、様々なスイッチがあります。

コネクタは意外と重要で、マイクによってはキャノンケーブルで繋げない物があったりします。PCで言ったらUSB-Aしか繋げないのにUSB-C買っちゃた、みたいなことが稀にマイクにもある、ということです。

付属品といえばマイクホルダーやケース、コネクタなど。付いていなかったら別売りの物を買わないといけません。セットになってるのが1番安心。


終わりに

じ…時間かかった…!!
なんとかマイク性能についてまとめられたと思います💦

是非、マイク選びの参考にしてみてくださいね(^O^)/

明日は何を書こうかな?


京都の尺八奏者ー元永泰輔(Motoshakku)


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