《本番力》を発揮するために #1

2021年05月31日

本番は練習の延長線上にあると思われがちですが、もはや全くの別物と思った方がいいと私は考えています。確かに練習を重ねれば本番で上手く行く可能性は上がって行くのですが、それとは別に《本番力》とも言える能力値があるからです。

そこで今日は《本番力》ってなんなのか。そしてその《本番力》を発揮するためにはどうしたらいいのか。ここを紹介していこうと思います✨

  1. 本番力とは?
  2. 演奏本番で最大限の集中力を発揮するために

早速行ってみましょ🎵

《本番力》を発揮するために
《本番力》を発揮するために

1、本番力とは?

言って仕舞えば

  • 演奏本番で最大限の集中力を発揮する
  • 当日にやるべき準備がスムーズにできる
  • 練習/本番という区別がもはやなく、生活の一部にする

この3点が《本番力》です。例えば、本番前日にめちゃくちゃ夜更かししてしまったら集中できませんよね?また、会場でのリハ無し/当日に全くの音出し無しで挑めと言われるとちょっと苦しいです。

そして最後の【練習/本番という区別がもはやなく、生活の一部にする】というのはもはやプロです。吹いている状態は当たり前。場所が変わったり共演者が変わるだけでやってることは何も変わらない。とんでもない本番回数を経験しないと辿り着けない境地だと思います。「練習と本番は全くの別物」と言っておいてなんですが、最終的にはここを目指します。

本日はこの3点の中から、演奏本番で最大限の集中力を発揮するためにどうしたらいいかを考えます。一気に書こうと思いましたが文量大変になりそうなので分けることに(^O^)/


2、演奏本番で最大限の集中力を発揮するために

「そんなん当たり前やないか」から「言われてみればそうか」まで10点、箇条書きして行きます🌱


・健康状態に気を配る

これはもう当然です。怪我したら吹きづらいですし、風邪で朦朧としながら演奏したら大変です💦

更に細かく言うなら、前日にドカ食いして顔がむくんでても演奏に影響しますし、演奏直前に重いものを持ってしまっても感覚が狂います。この【健康状態に気を配る】、突き詰めればなかなか奥が深いですが、目指すところは《普段とあまり変わらない状態にしておく》《本番に元気に集中できるようにしておく》というところ。

いきなり「健康的な活動を全部するぞー!!」だと何も続かないので、1個を1ヶ月続けて、それからもう1個追加する、くらいのペースで習慣にして行くといいらしいです。人間が「やらないと気持ち悪い…」と思うほどの習慣を作れるのは3ヶ月に1個みたいです(^O^)/


・軽く運動する

体が冷え切った状態で演奏してみたことありますか?地獄です笑

逆に合宿などで、お風呂にゆっくり浸かってから吹いたことがあったらわかると思うのですが、天国ですね・:*+.\(( °ω° ))/.:+

しかし流石に本番前にお風呂キメられる会場なんてそうそう無いので、ラジオ体操第一くらいの軽い運動をしておくのがオススメです🏃‍♀️


・荷物は最小限にする

管理するモノが多いとそれだけで集中力の源であるウィルパワーが奪われます。「あれどこに行ったっけ?」「楽譜探さなきゃ」状態をできるだけ排除して、限りあるウィルパワーを温存しましょう💐

歌口キャップとか曲者過ぎるので、必ず【いつもしまう場所】に入れておいた方がいいです。あの子はいつもどこか行こうとするので。箏の爪もそうでした。


・待ち時間を作らない

何も出来ずに待ってる状態が1番消耗します。「失敗したらどうしようはわわ」「あそこあまり練習できてない気がするけど大丈夫かなあ」とどうにも出来ない未来や過去のことを思っても疲れるだけ。

ですが学生さんや社中の演奏会だと、どうしても出番1曲前は舞台袖で待機しないといけませんよね?そんな時は瞑想しておくのが吉です。6秒吸って6秒吐く、ただそれだけに集中しておくだけなのでとっても簡単。

ピアニストのアリス紗良オットさんはまさに待ち時間無しタイプで、本番20分前くらいに会場入りしてドレスを着て、スタートギリギリに舞台袖にいらっしゃるそうです。


・決まった演奏ウォーミングアップをする

本番前に会場で音出しできる時間が多いと、なんとなく不安でずーっと尺八を吹いてしまいますよね。あれは結構危険です。唇も耳も消耗品なので、単純に疲れます。

どんなことでも【時短して効果的に】が基本。演奏ウォーミングアップも最短で最高の効果を挙げられる方法を用意しておきましょう🌱

私のウォーミングアップ方法、詳しくは別記事に書きますが、【首ふりふり】【まっすぐスケール】を各管で。そして【持替ぐるぐる】をしてウォーミングアップ終了。大体10分以内で良き状態に持っていっています。


・ルーティンを作っておく

イチローが打席に立った時のあのポーズみたいな【決まった行動】を作っておくのも効果的です。本番で癖が出ないように気をつけてると演奏に集中できなくなってしまうこともありますので、直せなかった癖でもそのまま気にせず出しちゃいましょう。

例えば私の場合、尺八を吹く直前にほっぺを大きく膨らませる癖…る、ルーティンがあります笑

なるべくかっこ悪い癖は直して、かっこいいルーティンを作りたいですね)^o^(


・楽譜は最大限綺麗に見やすく

楽譜管理の重要性 でも触れたのですが、演奏本番に書き込みだらけのグチャグチャ楽譜を使うのは危険極まりないです。そして大体、演奏中に書き込んだクレッシェンドや演奏注意を見る時間はありません。

音符が確実に追えて、どうしても忘れがちな部分だけをわかりやすく書いただけのシンプルな楽譜を用意して本番を迎えるのが良きかと思います🌟


・本番と同じ状態で練習しておく

着物で吹く時、洋装で吹く時、座奏の時、立奏の時、譜面台が高い時、低い時、暗譜の時、マイクを使う時…

どれもそうなのですが「本番でしかしない状態」で演奏するのは失敗の素です。なるべく本番と同じ状態での練習も取り入れましょうヽ(^o^)


・いつもと全く違う状態で練習しておく

逆に言えば「どんな状態でも吹けるようにしておけばいいんじゃね?」というのがここの趣旨です。1曲を様々な場所/時間/体勢で練習しておくのはとても効果的。なんなら本番前に同じ曲を違う演奏会で出しまくるのも手です。


・演奏中は《音と楽譜とお客様だけの世界》を楽しむ

演奏中になるともう無我夢中になれると思いますが、とにかく《音と楽譜とお客様だけの世界》を楽しんでください🎵

自分は演奏する、お客様は聴いてくださる、この2つしかそこにはありません。それが会場の一体感。音楽で1番幸せなところだと思います。


終わりに

…わけてよかった笑

本日は【本番力とは?】またその本番力の1つ【演奏本番で最大限の集中力を発揮する】ために必要な10項目を書き出しました📔

是非1個ずつ取り入れてみて、素敵な音楽をもっと楽しんでくださいね(^O^)/

明日は何を書こうかな?


京都の尺八奏者ー元永泰輔(Motoshakku)


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